Nakandakari Hija
仲村渠樋川
仲村渠樋川は、玉城仲村渠にある琉球石灰岩造りの共同井泉で、集落の水の暮らしを今に伝える国指定重要文化財です。

仲村渠樋川は、玉城仲村渠の集落にある共同の水場です。国の重要文化財に指定されています。男性が使うイキガガー、女性が使うイナグガー、水路や石畳の坂道(カービラ)、拝所などがひとそろいになった、水をめぐる暮らしの装置です。石段を下りて湧き水に近づくと、人が水と暮らしてきた時間が石の一つひとつに刻まれているのがわかります。
南城市の解説では、一九一二年から翌年にかけて、津堅島の石工の手で琉球石灰岩の石造りに築き替えられたと紹介されています。昭和三十年に簡易水道が引かれるまで、この樋川は飲み水、洗い場、野菜を洗う場所、水浴びの場所として、集落の生活の中心にありました。沖縄戦で傷んだのち、のちの復元工事で築かれた当時の姿が取り戻されています。
仲村渠樋川は、拝所を含む文化財であり、集落の生活の場に隣接しています。今も水が湧き続けているため、水を汚さないよう気をつけ、拝所には配慮して静かに見学してください。専用の駐車場は案内されていません。集落の道や住民の暮らしの妨げにならないよう心がけましょう。
蛇口をひねれば水が出る今からは想像しにくいほど、かつて水を得ることは大きな営みでした。湧き水に手を近づけると、南城の暮らしがどんな知恵で支えられてきたのかが、少しだけ見えてきます。
基本情報
| 所在地 | 沖縄県南城市玉城字仲村渠 |
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2026-07-07 確認。営業時間・料金などの最新情報は公式の窓口でご確認ください。
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